2025年7月8日
今年の夏も全国的に気温が高く、北九州でも梅雨明けから蒸し暑い日が続いています。いよいよ本格的な夏の到来です。夏といえば、バーベキューや花火など楽しいレジャーが増える季節ですが、火の不始末による火災や事故も少なくありません。楽しい時間が悲しい思い出にならないよう、今回は火災の危険性や実際の事例をふまえて、注意したいポイントをご紹介します。
ほんの少しの油断が、思わぬ火災につながっています。以下の実例を通して、その危険性を知っておきましょう。
炭の火の付きが悪く、「もう少し足そう」と着火剤を継ぎ足した瞬間、ボンッと大きな炎が噴き上がり、そばにいた人の服に燃え移る事故が発生しました。
着火剤の継ぎ足しは非常に危険で、急激な引火や爆発的な燃え広がりの原因になります。
●注意点:着火剤は初めに必要な分だけ。追加投入は厳禁
使い終えた炭を、火が消えたように見えたためバーベキューコンロごと物置に片づけて帰宅。ところが、炭に残っていた火種が周囲の木材に燃え移り、数時間後に物置から出火しました。
●注意点:炭は「消えたように見えても完全に鎮火していない」ことが多いため、必ず水でしっかり冷やしてから処分を。
BBQ中に手指の消毒のために置いていたアルコールスプレーが高温と火の近さで引火し、火の手があがるという事例も。とくに直射日光下や炭火のそばでは注意が必要です。
●注意点:可燃性のあるものは火のそばに置かない。アルコールは思った以上に引火しやすい危険物です。
風で倒れそうだったため、花火を手で押さえながら点火。着火直後に激しく噴き出した炎が腕に直撃しやけどに。
●注意点:花火はしっかりと安定した平らな地面に置くこと。人が押さえるのは厳禁です。
民家の立木にできたハチの巣の近くで使用したところ、直前にスプレーした殺虫剤の成分に引火し、立木の一部を焼損。
●注意点:花火は本来の使い方だけで。スプレー類の近くでは絶対に点火しない。
自宅のガレージ内で花火をしていたところ、ロングスカートに火が引火し、一部が焼損。さらに両手にも火傷を負いました。
●注意点:花火は広い屋外で、安全な服装で行うのが鉄則。
消火器までは持ち歩かない方も多いと思いますが、最近は片手で使えるスプレー式の簡易消火具や、火元にかぶせるだけで酸素を遮断するシートも市販されています。バケツに水を入れて常備しておくだけでも、初期消火の備えになります。
弊社は万一の火災に備え、地域の皆さまに安全で快適な生活をしていただけるよう日々努力しています。
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